60年代~平成初め新潟日報社の新春チャリテイーでは、
魚類や小動物を数多く制作しております。
ジャンルを問わず制作しているところに、
彫刻家としての力量を感じます。
芭蕉立像 (45㎝) 平成 4年 作
まだ制作意欲は盛んで、集中力もあり
細かいところまで丁寧に彫ってあります。
献 茶 昭和 57年 作
品よくお茶をお出ししている様子が
良く表現されています。
着物の柔らかなしわや、帯にさした扇子の
ところまで手を抜かずに制作してあります。
良 寛 行 脚 昭和57年 作
誰でも知っている良寛様です。
それ故に多くの彫刻家が制作しております。
草野克美の良寛様には、厳しい修行に耐えた
良寛様の表情に、地元の彫刻家ならではの
深い尊敬の念が入っています。
かなへび 平成10年作
この作品は一本の木から竹とかなへびを彫り上げたもの
です。竹の感じと、生きているかのような感じの、
かなへびの爪の先まで、丁寧に制作してあります。
作者の観察眼と、技量の高さが窺えます。
おしどり 昭和50年ごろの作品
二羽のおしどりが彫ってあります。
美しく色彩が施されています。